パソコンがある日突然壊れないために

ビジネスにおいて、パソコンは必要不可欠な存在です。職業によっては非常に重要なデータも入っている人も多いでしょう。

しかし、「一寸先は闇」とはよく言ったものです。ある日突然パソコンが動かなくなってしまったら、大事なデータは全て「なかったこと」にされます。「あの時バックアップをとっておけば良かった」と後悔をしても、後の祭りです。

パソコンの状態によっては、例え壊れてしまってもデータを取り出すことはできます。

ただし100%全てのデータが取り出せる保証は、ありません。もしパソコンの故障が HDD/SSD に原因があった場合、データの取り出しも厳しくなるでしょう。

HDD/SSD の状態をチェック!

パソコンの万が一にも備えて、ダウンロードしておきたいフリーソフトが「CrystalDiskInfo」です。

リアルタイムで、HDD/SSDの健康状態をチェックすることができます。健康状態をチェックできるソフトは、CrystalDiskInfo 以外にもあります。

しかしバージョンが古かったり、日本語に対応していなかったりするので、正直使えないものばかりです。

中には事細かく健康状態をチェックできるサイトもありますが、有料となっています。日本語や最新バージョンのOSにも対応し、無料で使えるソフトは、「CrystalDiskInfo」ぐらいです。

CrystalDiskInfoの使い方

CrystalDiskInfo の使い方はシンプルそのもので、単純にソフトを立ち上げるだけで済みます。

ただし少し複雑な画面構成となっているため、どう見れば良いのかは悩むかもしれません。ソフトを立ち上げて最初に目に飛び込むのが、パソコンの健康状態と温度です。

パソコンの健康状態が「正常」と表示されていたら、故障リスクはかなり低いです。ただし健康状態が「注意」や「異常」となっていた場合は故障リスクが高くなっているので、速やかに重要なデータのバックアップをおすすめします。

温度については、これは何もCrystalDiskInfoに温度計機能があるという意味ではありません。温度を感知する機能は備わっていますが、正確な温度を表示している訳ではないのです。だから画面に「36℃」と表示されていたら、HDD/SSDの温度が36℃になっているとは限りません。

ただし温度が50℃以上になっていた場合は、流石に大問題です。パソコンに手を触れると熱いと感じるほどの温度になっているので、速やかに対処して下さい。

なおCrystalDiskInfoはタスクトレイに常駐できるので、作業の邪魔になることはありません。